中学校1年生の息子と、アラフィフの私自身がお世話になっています。はじめに聖基館に入会したのは、息子が小1の頃でした。学校の体力テストで腹筋がゼロ回だったことに親子ともショックを受け、「運動を始めなければ」と思い立ったのがきっかけでした。闘いごっこが大好きだったことから空手が合うかと思い、ネットで調べて近隣だった聖基館を見学しました。
緊張感のある稽古
道場に神棚はなく、個人の肖像写真もありません。選手たちが言い交わす返事も「押忍」ではなく「はい」。いずれも私が空手に抱いていた閉鎖的で敷居が高いイメージを覆すものでした。息子は緊張感みなぎる稽古の雰囲気に圧倒されながらも、池谷先生の形に「めちゃめちゃかっこいい!」と感動して自ら入会を決めました。
先輩が後輩に教える
それから6年。息子は長期の休会を挟みつつも、細く長く続けてきました。池谷先生の厳しくも愛がこもったご指導と聖基館の選手たちが醸す雰囲気のおかげです。聖基館の稽古では先輩が後輩の指導をしたり、面倒を見たりする姿がよく見られ、他者への気遣いに溢れています。池谷先生から滲み出る「愛」と、武道ならではの「礼」がしっかりと根付いていることを感じます。息子には吃音があり、小学校の頃は仲間にからかわれることがしばしばありました。習い事によってはそれで居づらくなって辞めたものもあったのですが、聖基館ではそのようなことはありません。聖基館は息子にとって居心地の良い場所です。今、息子は「空手のおかげで運動神経が良くなった」と言い、自分に自信を持てるようになりました。学校ではいつのまにか周囲から一目置かれているようです。