緊急入院した一週間

絶食明けの食事
絶食明けの食事

2024年9月20日のこと。

突然の腹痛、発熱。どうも変だと思って堀ノ内クリニックへ。検査の結果、ちょっと心配な数値がでたとのこと&触診で腹膜炎が疑われるとのこと。杏林大付属(旧佼成病院)宛ての紹介状を受け取って自転車移動。受付を済ます頃には腹痛と倦怠感で自立困難、処置室へ。

 再び血液検査。判明した病名、憩室炎。悪化して腹膜炎も。とのこと。なるほど、我が家系なら大いにあり得ると納得。そのまま入院。絶食の五日間が始まる。


 絶食中、点滴だけは続く。食べられないのに一向に痩せる気配なし。むしろ太っていく。病室はありがたいことに窓際のベッド。しかしその窓から観測可能な焼き肉屋の看板アリ。まさにニクい。


 秋季杉並区大会直前ということもあり、入院中は実行委員で連日のように打ち合わせが続く。ZOOMの時代で良かった?

 なんとか大会前日までには退院できそうだということで、諸々の準備を仲間たちと進める。空き時間は運動をば。と思っていたがドクターから

「大腸に穴が空くから駄目」

と脅かされ断念。大人しく聖書と三浦綾子の泥流地帯を読みふける。しおりは生徒からもらった物。


売店へ行くと食べ物が売っている。

たくさん売っている。

どれもおいしそうに見える。飽食の時代がやはりニクい。そんな中、食べ物以外で目につく商品が一つ。

トライボールZ

慢性閉塞性肺疾患や拘束性肺疾患に対する呼吸筋トレーニングのための商品らしい。が、私の世代には

ドラゴンボールZに見えて仕方ない。ややもすれば不謹慎な発想ばかりと、自戒の念を抱きつつ

「商品開発者もきっと同じことを思ったであろう」

と自己弁護する。


入院中は、元生徒の保護者様が見舞ってくれた。感謝。

絶食中でも妻と娘を胸に抱いた日は心が満たされた。感謝。

 

若いつもりの43才。体の変化に疑いようなし。

選手活動、いつまで続けられるか。考慮の必要あり。

2025年に願う健康第一。