秋季杉並大会参加

2024/9/29

 日大鶴ケ丘高等学校体育館で秋季杉並区空手道大会が行われました。ベテラン先輩たちにとっては慣れたものですが、2024年度入会の新入生たちにとっては初めての大会。初心者のうちは、あまり勝ち負けに固執せずに。特に小さな子どもたちの場合は、道場を一歩出た環境で日頃の鍛錬の成果、礼節を学ぶ良い機会だと思って頂ければ幸いです。

 年間10数試合に出場している選手にとっては、杉並区大会がその一部になり得ると思います。大切なことは、それらを足して100%の経験値とするのではなく、それぞれの大会で100%の経験値を得ることでしょう。当然、捨て試合はありませんし、どんな大会であっても戦う相手は自分自身です。そうやって君たちは強くなっていくのです。

どうか一つひとつの経験を大切に。

 道場が初めて杉並区大会に参加したのは十数年前のこと。この間、私にとっては、怪我と手術、コロナや結婚、育児など目まぐるしいものがありました。一方で子どもたちは、大学生になったり社会人になったり、たったの十数年で大きく成長しました。もはや「変貌」と言って過言ではないでしょう。

 人が様々な経験を通して成長していくプロセスで空手道がどれだけの糧となりえるか。そんなことをよく考えてきましたし、いまも考えています。日々の稽古、大会、空手道を通した経験が生徒たち一人ひとりの変貌の糧となりますように。

閉会式後の1コマ

戦って終わるのではなく、礼をもって終わること。

後片付けや清掃は、聖基館が大切にする活動です。