今大会は、1都6県からトーナメントを勝ち上がった上位3名が出場可能となる上位大会です。第1回大会が埼玉県で開催され、以降、開催地は年ごとに代わってきました。つまり、東京で開催されるのは今回が初。次回の東京開催は7年後ということです。
田村選手は2016年の茨城県開催時に初出場。その時は二回戦敗退でした。二年ぶりの再戦で関東個人第三位になれたのは成長を感じますし、今年の東京都準決勝敗戦が糧になったのだと考えます。
さて、自論ではありますが大会や試合は何もコートの中にいる限りではありません。それを目標に掲げた時から始まっており、振り返りを以って次に繋げるものだと考えます。ですから試合終了後、多くの選手が帰るなか田村選手と振り返り稽古を行いました。当会の選手にも、終わりはなく常に成長の途中過程であると理解して欲しいと思います。当会が大会終了後にできる限り稽古の時間を設けるのは、そういった理由があります。ご父兄の皆様にはご理解ご協力をお願い致します。
田村選手、いまはまだ私が課題を与えるかたちではありますが、数年のうちに私が何も言わなくなることを最近は伝えています。いずれ私が手を放す時に向けて、問題発見能力と打開方法を知っておくことが大事です。これは全ての選手に同様で、常に考えること、常に挑戦すること、常に見直すこと、それがポイントです。
言われてやらぬは愚。
言われてやるは凡。
言われずやるが才。
自らを成長させてゆくは、己のみ。
杉聖キッズよ、賢く逞しく、育て。