2016年2月28日(日)
足立区の花畑地域学習センターにて第三回桜花空手道交流大会が行われ、杉聖から11名のエントリー、9名の選手が競技に参加しました。来月の杉並区大会に向けて、また、5月の東京都選手権に向けてとても良いステップになりました。
入賞者は以下の通り。
幼児形 第三位 吉野瑛人
1年生組手 優勝 髙橋慶
1・2年女子組手 準優勝 酒井杏
3年男子組手 準優勝 柳原大輝
昨年に引き続いて参加させていただいたのですが参加者が倍増していてびっくり。
選手レベルも格段に上がっていました。そんな中、低年齢層の選手達が本当に元気よく頑張ってくれことがとても嬉しかったです。
強化選手の大輝が決勝まで残ってくれたことはとても頼もしく、素晴らしい先輩としての姿を後輩たちに示してくれたことだと思います。
競技参加するでもなく、応援へ駆けつけてくれた優人の姿勢は強化選手はもちろん、全ての選手が見習って欲しいと思うところです。
慶の空手に対する姿勢、モチベーション、ご家族の協力体制は見事に結果へつながりました。
さて、今大会は、最後の最後で大きな課題を与えられたような気がしました。
とある組手種目で、準決勝にて敗戦した選手がメンホーを投げ捨て、その親御さんが『審判の嫌がらせだバカやろー』と大きな声でご意見されていたのです。なにやら対戦選手の関係審判が主審に入ったことにお怒りになられたようでした。結果、大会側の計らいで閉会式が終了した直後に再試合を行うことになりました。大会側の判断に私は賛同いたします。
私自身、まだ選手として活動していますので負けて悔しい選手の気持ちは痛いほどよくわかりますし、あまりにもおかしいジャッジをされたこと(通常の上段突きで2ポイント取られたり、太ももにヒットした蹴りで2ポイント取られたり、終始逃げ回ってクリンチを繰り返しているのに一度もC2が宣告されなかったり、私を含め審判団のレベルアップは必達課題だなと痛感します)も幾多とあります。
大きな大会になるほどに、そこへ照準を絞って一年を過ごす選手が増えてきます。そういった場でミスジャッジが起きると選手は実に悲痛な想いをすることになるわけです。もちろん、小さな大会であってもミスジャッジがあってはいけませんし、審判や実行委員は本気で運営に携わらなければいけないと思います。しかし、今大会は被災地復興支援と空手を通じた交流を目的としたものであって、あまり勝敗に固執する必要はないのではないかと思うのも正直なところ。関係審判が主審になったことを理由に『嫌がらせだバカやろー』とご意見されたり、選手がメンホーを投げたりするのは、せっかくの交流機会がもったいないと思うのです。
わたしも、どちらかと云えば勝敗に拘るタイプの指導者だと自覚していますが、大会参加の意義は多様であって『勝ち』というのはその一点に過ぎないということも忘れてはいけないと改めて勉強させて頂きました。また、勝ちというのは【負けの積み重ね】であることを当会関係ご父兄の皆様にはご理解いただければと切に切に思います。それから、勝ちたいのなら、勝ちに関係ないようなことにも積極的になることが大事だと思います。大会応援や見学はとっても貴重です^^
最後に、再試合に関係した選手たちに一言。(うちのサイトを観ることもないでしょうけど)
あまり気にしないこと。
ジャッジに関係なく、自分は決して負けていなかったと思うのなら、自信を持って今後も空手を続けて欲しい。
ジャッジに関係なく、自分は負けていたと思うのなら、課題に取り組んで欲しい。
勝敗というのは、まず自分が決めるものなんだよ。だって僕らは、相手より先に自分と戦っているのだから。
頑張ろう!!
【おまけ】
子どもたちが昼休み中にやっていた絵尻取り。この絵心、好きです。
Suica→鴨
トウモロコシ→鹿
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